静けさの中に、祈りのような旋律。
ファイナルファンタジーXの名曲「ザナルカンドにて(To Zanarkand)」を、ピアノで弾いてみた。
植松伸夫さんの音楽には、時間をゆっくりと溶かしていくような不思議な力がある。
一音ずつ、心を込めて…。
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楽曲について
「ザナルカンドにて(To Zanarkand)」は、2001年に発売されたゲーム『ファイナルファンタジーX』のメインテーマとして、作曲家・植松伸夫氏によって書かれた。
シリーズの中でも特に人気が高く、ファンの間では「FFXといえばこの曲」と語られることが多い。
もともとはフルートとピアノのためのリサイタル曲として構想されたものだったが、
「あまりにも物悲しい」という理由で当時は未使用のまま残されていた。
その後、ファイナルファンタジーXの制作時に再び採用され、
作品全体の象徴となるテーマ曲に生まれ変わった。
静けさと祈りを併せ持つこの曲は、
ゲーム音楽という枠を超えた、ひとつの芸術作品ともいえる。
裏話・感想など
ようやく投稿にたどり着いた。
録音と撮影は4月。気づけば、もう半年も経っていた。
未編集の動画が積もっていくうちに、
どこから手をつけていいのか分からなくなっていたけれど、
この曲だけは眠らせておきたくなかった。
ファイナルファンタジーは、実は一度もプレイしたことがない。
嫌いじゃないけど、ハマると抜け出せなくなりそうで、あえて避けてきた。
それでも「ザナルカンドにて」を初めて聴いたとき、背中がゾクッとした。
静けさの中で、何か大切な記憶を呼び起こされるような感覚。
悲しいのに、どこか温かい。
こんなにも美しい世界が、ゲーム音楽の中にあるなんて。
まだ知らない世界があったんだなぁって思った。
この曲の中には、言葉にならない“祈り”みたいなものがある気がした。
人が生きている間に、どれだけの音や景色に出会えるんだろう。
あっという間に、またひとつ歳をとるんだよね。
アンパンマンのマーチみたいだな、なんて思いながら😅
映像は今回もあまり納得いかないけれど、
それも含めて、今の自分なんだと思う。
焦らず、少しずつ前に進めばいい。

