Netflixで話題の映画『新幹線大爆破』。草彅剛さん主演のリアルなサスペンスに、冒頭からぐいぐい引き込まれました。
「えっ、それJRで宣伝しちゃうの!?」と突っ込みたくなるタイトルながら、中身は骨太で考えさせられる1本。
普段何気なく利用している新幹線が、もし…?と思うと、観終わったあとにじわじわ効いてきます。
※ほんの少しだけネタバレあります!
映画を観ようと思ったきっかけ
JRの駅で『新幹線大爆破』という広告を見かけて、
「いやいや、新幹線爆破って、JR的にアリなの!?」と二度見(笑)。
でも逆に気になってしまって、Netflixで即視聴。
東北新幹線のリアリティにゾクッ
舞台が東北新幹線という、普段から馴染みのある路線だったせいか、とにかくリアル!
車内アナウンス、駅構内の様子、車内販売の商品に至るまで、
「あ、これ見たことある!」の連続で、没入感がすごい。
また、日常の裏にあるシステムや人の努力に、改めて気づかされました。
心に残った登場人物とセリフ
印象に残ったのは、女子高生の「小野寺柚月」。
彼女のセリフがなんとも胸に刺さります。
「耳障りのいいウソで保たれた日常がバカらしくなっただけ。」
「ウソのないリアルな光景が見たくなっただけ。」
もちろん私は爆弾なんて仕掛けませんが(←ここ大事)、
この“リアルへの渇望”という感覚、なんだか共感してしまった自分がいました。
自分ならどうする?と考えさせられる
映画を観ながらずっと考えていたのが、
「自分がこの状況にいたらどうなるんだろう?」ということ。
冷静に動けるのか、完全にパニックになるのか…。
正直、台風でちょっとJR止まっただけでも揉め事になるし、
それが命に関わるような場面だったらどうなっちゃうんだろう?と、ゾッとしました。
草彅剛さんの演技と映画全体の印象
草彅剛さんの静かで凄みのある演技も印象的で、
ただの“爆破モノ”というより、静かな怒りと混乱、そして人間の本質が描かれた重厚な作品。
東北新幹線をよく利用する方、JRのシステムや鉄道に興味がある方、
そして“心がざわつく映画”が好きな方にはぜひおすすめしたいです!