音楽

聴きたい?弾きたい?春を感じるクラシック6選

 ポカポカ陽気に誘われてフラ~ッと外に出てみると、風がふんわりやさしくなっている事に気が付きました。
春がやって来たのですね~。
そんな時に聴きたい・弾きたい…
『春の曲』をいくつかピックアップしてみました。
今回はクラシックの作品から…。

目次

『ヴィバルディ作曲
組曲 四季より 春(イタリア1725年)』

 数あるクラシック作品の中でも最も親しまれていると言っても過言ではありません。言わずと知れた春の名曲です。

3つの楽章で構成されています。
第1楽章(アレグロ)
春の訪れに喜びさえずりながら祝っている小鳥たち…
小川のせせらぎや風が優しく撫でる様子などを描写しています。
鳥の声を担っているのはソロヴァイオリン。
華やかに歌います。
第2楽章(ラルゴ)
花が咲き乱れている牧草地…
ぐ~んと伸びた枝に生い茂った葉っぱたちが、ガサガサ音を立てている様子などをあらわしています。
羊飼いはお眠りモードだけれど、忠実な猟犬はきちんとそばにいる…
そんな雰囲気を、静かなストリングスをバックに、ソロヴァイオリンが朗々と歌い上げます。
第3楽章(アレグロ)
楽しげなバグパイプの音色に、
ニンフと羊飼いが明るい春の空の下で踊っている様子が描かれています。
(注ニンフ、ギリシア神話などに登場する下級女神(精霊)。山や川、森や谷に宿り、これらを守っている。) 

『モーツァルト作曲
春への憧れ KV.596(ドイツ1791年)』

 子ども用の歌として1791年に作られました。
ドイツの代表的な歌として今なお、民謡のように愛されている名曲です。
「小川の岸辺にスミレの花が咲きそろう5月頃への想い」が込められています。
明るく可愛らしい雰囲気が特徴的で、
春を待つ今か今かというワクワクした気持ちが、美しいメロディーに変換されたのかもしれません。

『ベートーベン作曲
ヴァイオリンソナタ春(ドイツ1801年)』

ベートーベンのヴァイオリンソナタの中でも最も親しまれている作品です。
明るく幸せに満ちたその雰囲気から「春」や「スプリングソナタ」という愛称で呼ばれています。
ヴァイオリンとピアノで交互に奏でられる美しいメロディーは、春の訪れを喜び合う会話のようです。
まるで幸せいっぱいの恋人たちみたい…。
心が温まる素敵な一曲です。

『メンデルスゾーン作曲
無言歌集より 春の歌(ドイツ1842年)』

 無言歌集とは、メンデルスゾーンによって作曲された一連のピアノ独奏のための作品集です。
「春の歌」は全48曲の中からの一曲。
「ポロン♪ポロロロン♪」と奏でられる美しい音に乗って、メロディーが歌われます。
春らしいあたたかさがふんわり漂ってくるような愛らしい作品です。
元々はピアノ曲ですが、フルートやヴァイオリンなど様々な楽器で演奏される事も多く、そちらのバージョンもまた魅力的です。

『グリーグ作曲
抒情小曲集第3集より第6曲 春に寄せて(ノルウェー1886年)』

『抒情小曲集』とは、グリーグによって作曲された全66曲からなるピアノ曲集。
その中から…。
どうやら…デンマークに旅行中のグリーグがホームシックにかかってしまい、故郷ノルウェーの自然があまりにも恋しくて仕方がないので、その美しい自然を讃える曲を作ってしまった…作らずにはいられなかったそうです。
聴くときも…弾くときも…
目を閉じると、美しい自然とおだやかな春の訪れをより深く味わえるような気がします。

『ピアソラ作曲
ブエノスアイレスの春(アルゼンチン1970年)』

 タンゴの革命児アストル・ピアソラの作品から一曲。
「ブエノスアイレスの四季」より「ブエノスアイレスの春」です。
名曲「リベルタンゴ」と共に広く愛されています。
大人っぽい雰囲気と魅惑的なメロディーに一気に引き込まれ、アンニュイな春を感じることができるかもしれません。

『終わりに』

世界中の音楽家が素敵な春の曲を残してくれました。
春の訪れを待ちわびる気持ち、春の訪れを喜ぶ気持ちというのは、
古今東西変わらない人類共通の「幸福(しあわせ)」なのではないでしょうか。
春の音楽で幸福度アップ間違いなしです‼︎
さて、どんな春を過ごそうか…。