音楽

【間違えた】どうすればいい?ステージでミスした時の対処方法。

「ヤバッ‼︎音外した‼︎」

「アレ⁉︎今どこ弾いているの?」

「次の音なんだっけ?」

「ん?何かが違うけど何なの?」

発表会やライブ演奏、演奏試験やコンクールなどのステージ上で、こんな経験をした事はありませんか?

暗譜で演奏している時もさることながら、楽譜を見て演奏している時でさえ幾度となく遭遇してきました。

血の気が引き、生きた心地がしません。

1秒が1分のように感じます。

だけど、こういう事って避けられないのではないか?と思うのです。

だって…

『にんげんだもの…。』

そんな時どうすれば良いのでしょうか?

何が何でも音を鳴らし続ける‼︎

『ステージ上で最初の一音を出したら絶対に演奏をストップさせちゃダメ。』

例え矢が降ってこようとも(矢は降ってこないと思うけど)とにかく演奏を続けること』

これに尽きます。

何が何でも音を鳴らし続けなければいけません。

本番中というのは、練習の時と環境も精神状態も全く違います。

何らかの理由で集中力が途切れてしまった時、前述のような『えぇっ〜⁉︎』というような事が起こるといえます。

予期せぬハプニングも度々起こります。

例えば…

  • 突然足がつって絶叫寸前(ステージ上ですよー)
  • 手にかぶさるように楽譜が落ちてきた(楽譜も鍵盤も見えません)
  • 目の前を虫がブンブン飛んでいる(うざい)
  • 床の穴にヒールがハマってしまった(ペダル踏みにくいし…)
  • バックの音源がストップしてしまう(コントかい⁉︎)
  • お子様がピアノの下から出てきた(ホラーかい⁉︎)

…などなど。

もはや演奏どころではないっといった心境…。

だけど「ミスを誘発された!」と言い訳している余裕はありません。

腹をくくるしかない‼︎

開き直って音を鳴らし続ける‼︎

たとえそれが不協和音であっても、ストップさせるよりはマシです。

モニャモニャ鳴らしているうちに復帰できるはず。

それでも復帰できない場合は、それらしく…何となく…アドリブで曲が終わったように見せかけます。(アドリブ重要)

つまり演技をするということです。

ここで大事なことは、決してオドオドしないという事。

ミスをした時も堂々としていることが重要です。

だって観ている側の立場に立ってみたらその方が「おぉ〜〜!」って思いませんか?

どうやって訓練する?


色々な練習方法がありますが、とりわけ効果的なのは、1曲を細かくブツ切りにして曲の流れとは関係なく部分的に何度も繰り返す方法です。

オーソドックスなやり方ではありますが、地味にコツコツ練習する以外なさそうです。

その他、途中から弾き始める…という方法も効果があるといえます。

要は、音楽の流れがどんなにチグハグな場所からでもすぐに演奏する事ができるように…という事が必須なのではないでしょうか。

そしてもう一つ。

左手のみ最初から最後まで弾くという練習方法。

右手で出す音に対しては割と意識的に弾いているものです。

が、左手は案外なんとな〜く無意識に弾いていることが多々あります。

全ての音に意識を向けるという意味で効果的といえます。

神経を図太く‼︎


1つや2つ(3つや4つ5つや6つ)音を外したくらいで命は取られません。

ちょっとくらい不協和音を鳴らしてしまったからといって罰金という法律もありません。

そのミスをどう対処するか…という事も全部ひっくるめたものが生演奏ならではの魅力だと思うのです。

ノーミスで完璧な演奏を聴きたいならCDを聴けば良いのですし…。

「間違えた⁉︎」「ヤバッ‼︎」なんて声が頭の中で聞こえた瞬間に得体の知れない感情にとらわて萎縮してしまいます。

呼吸も浅くなって無駄に力が入ってしまうなど良いことが一つもありません。

そんな時は下腹に力を入れて…

「はぁ〜〜っ?だから何⁉︎」

「ウルサイ‼︎黙れ‼︎」と頭の中で言い返します。

すると、あら不思議‼︎

得体の知れない感情の正体「恐怖」がどこかへ飛んでいきます。

「コワイノコワイノ飛んでいけ~」

まとめ

  • ステージ上で間違えた時、何が何でも音を鳴らし続けることが必須。
  • その為には、部分練習も含め、しっかり練習すること。
  • そして図太い神経を手に入れることが重要。

「音楽」とは、「音を」「楽しむ」と書きます。

せっかく「音楽」を奏でるのですから、ミスにとらわれず存分に楽しみたい…

そんな風に思う今日この頃です。

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